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版面で本を読んでいる感覚があるのです

2011.02.24

昨日は、定例の電子書籍関連の集まりがあり、
電子書籍のコンテンツのオーサリングソフトメーカーの話や
販売サイトの説明をきいてきた。

ソフトメーカーの母体は、大企業なのですが、
どうも説明者の話が上手くなく、
さてあれで自社アピールできたのか
可哀想になってしまった。


販売サイト企業の方は大手企業のかなりの資本が入っているので
かなりの大風呂敷を広げている感じの説明であった。
但し、この会社の課金システムにはいささか疑問がありました。


さて、電子書籍販売が始まるものの
まだ、買う人があまり見えてこないのは、なぜでしょうか。
コミックは、ケータイでの「見せ方」にひとつの答えが見えてきたので
本格的に新たな市場が形成されたと感じています。
しかしながら、ここ半年ほど多くのソフトメーカーが
書籍用のコンテンツ制作ソフトを提案していますが、
コミックのような「見せ方」での発想の転換には
まだ至っていないようです。


実際にスマートフォンを所持する人、一般的な2インチ程度の
画面のケータイを所持する人などに電子書籍の読んだ感想をきいても
あまり良い反応が返ってきません。
皆さん一様に「読みにくい」と、言います。


書籍には版面で読ませるという感覚表現があります。
読書の習慣のある人には、この表現に変わる提案が
足りていないという評価がもっとも多い気がします。


さて、その表現が早く出てこないといけませんね。
僕も色々考えていますが、簡単ではありませんね。


ケータイの横組みのメール文章を読み慣れ
本を読む習慣のない人たちでも読ませられる
表現を早く考えないといけませんね。