スパイ映画も顔負けの現代の常識
2011.02.28
2月25日に行われた京都大学の入試試験の問題が
試験時間中にYahoo知恵袋に投稿されるという
事件がありました。
京都大学のの会見が昨晩行われていましたが、
試験会場への携帯電話の持ち込みに関して
考えさせられる事件になったことは間違いなさそうです。
考えなくても分かることですが、
いまの携帯電話は、一昔前のスパイグッズなどはるかに
上回る情報伝達機能をコンパクトに体現しています。
報道では、カンニング事件として取り扱われていますが、
本当にそうなのでしょうか?
Yahoo知恵袋といったウェブ媒体に掲載しているところが、
愉快犯なのではないかと疑ってしまいます。
本当にカンニングしたければ、
シャッター音を出ないように改造した携帯電話で
試験問題を撮影し、場外に情報転送して
解答にも貰って、書き写せば、
完了なのではないでしょうか。
わざわざ
携帯電話があれば…
いまの試験システムなら…
と、問題提起しているようにも思えました。
京都大学側の説明では
40人程度の受験者で試験官2~3人
300人規模の会場で10人程度の試験官を配置していたそうです。
見張りながらも受験者の精神的配慮して
あまり出歩くことは無いようにしていた
との説明でした。
信じることが悪をうまない性善説を
僕は指示したいのですが
なかなかどうして、
悪意への配慮は
時に善意をも押しつぶしこともあるようなないような…